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適用範囲

• 建物高さ（軒・棟平均値）：15m以下
• 屋根勾配：2.5~10寸
• 屋根下地材（野地板）：構造用合板9mm以上

1.引抜き耐力に優れ安全です。
・タル木固定部：軒先方向、棟方向、斜め左右45度方向で10,000Ｎ（1ｔ）以上の引張り強さがあります。
※野地板：構造用合板12mm、タル木：赤松45×45mmの引張強さ試験例で保証値ではありません。

2.耐漏水性に優れ雨漏りの心配がありません。
安全金具本体は上流の雨水が流れ込まない様に立上りの堰を設けていると共に、化粧スレート屋根表面と金具本体の隙間にはＥＰＤＭシーラーを設け、固定ビスはワン座パッキン・ブチルゴム付ビスを用い止水処理をしています。
固定ビス部や隙間から万一漏水したとしても、固定ビスのネジ部にブチルゴムを被覆し室内に通じる部分をきっちり止水できる様にしていますので、室内への雨漏りの心配はありません。
化粧スレート間差込み方式のような安全金具の場合、暴風雨時には金具厚さ分の隙間から雨水が多量に入り耐漏水性を低下させる恐れがあります。本安全金具は化粧スレート間に隙間を生じさせることは無く、強風地域でも安心して設置できます。

3.耐久性に優れ長持ちします。
耐食性の高いアルミニウムとステンレス部材で構成し、構造が単純で欠損部が少ないため強度耐久性に優れています。

4.取付け施工が簡単で施工ミスを防げます。
化粧スレートに4個のビス固定穴を開け、ＥＰＤＭシーラー・金具本体・ワン座パッキン・ブチルゴム付ビスの取付けにより、固定と止水処理が同時にでき簡単に取付けできます。

5.シンプルな構造テザインにより低コストを実現。
数多くの性能評価とシンプルデザインの追求により、引抜き耐力と耐漏水性を確保しつつ低コストを実現しました。

6.既築屋根にも設置が可能です。
安全金具の取付けは化粧スレート屋根の設置中でも、設置後でも取付けができ、必要に応じ追加設置も可能です。

7.360度どの方向にも引張ることが可能です。
化粧スレート間差込み方式のような安全金具の場合、真下に引張る以外は化粧スレートを浮き上がらせたり、破損させたりする恐れがあります。本安全金具は360度どの方向にも引張ることができ、使用範囲が広く、通常使用では化粧スレート屋根を破損させることはありません。

シルバー金具

ブラック金具

シルバー金具

ブラック金具

シルバー金具

ブラック金具

1.タル木位置の墨出し

・タル木位置を化粧スレート屋根面に墨出しして下さい。

2.金具設置位置のマーキング

・タル木位置をセンターにして金具本体を写真のように設置し、設置位置と穴位置を鉛筆等でマーキングして下さい。
・横方向は縦目地から100mm以上離して設置して下さい。
・縦方向は重ね部の段から約10~20mm離して設置して下さい。

3.化粧スレートの穴加工

・ビス固定穴4ケ所をコンクリートドリルφ6.5～8mmを用いて化粧スレートに穴加工を行って下さい。
※注）防水シートや野地板に穴が開かない様、慎重に穴加工を行って下さい。

4.切粉の掃除

・化粧スレートの切粉を掃除して下さい。
・化粧スレートの取付面に切粉が無いことを確認して下さい。

5.ＥＰＤＭシーラーの貼付

・マーキングや穴位置に合せて、EPDMシーラーを化粧スレート上面に貼付けて下さい。

6.安全金具本体の設置

・安全金具本体をEPDMシーラー上に設置して下さい。

7.ワン座パッキン・ブチルゴム付ビスの固定

・安全金具本体をφ6×L50mmのワン座パッキン・ブチルゴム付ビス4本で固定して下さい。（＋3ビット使用）
※注）片締めにならない様数回に分けてビス固定して下さい。また強く締めすぎて野地板がバカ穴にならない様トルク管理して下さい。
※注）ビス固定本数の確認とビスやナットが緩んでいないか確認して下さい。

0度方向引張強さ試験

①ビス単体浸水試験

（本仕様） ブチルゴム付ビス	ブチルゴム無しビス
（〇）２４Ｈ漏水無し	（×）漏水有り

②AB安全金具全体浸水試験

（本仕様） Ａブチルゴム付ビス EPDMシーラー有り	Ｂブチルゴム無しビス EPDMシーラー有り
（〇）２４Ｈ漏水無し	（×）漏水有り

③CD安全金具全体浸水試験

Ｃブチルゴム付ビス EPDMシーラー無し	Ｄブチルゴム無しビス EPDMシーラー無し
（〇）２４Ｈ漏水無し	（×）漏水有り