金属屋根棟固定安全金具 セーフティガシット
金属屋根棟固定安全金具は、棟部に取付け使用するものです。金属屋根に断熱材等がある場合、平部に固定すると引張り強さや止水性を確保出来ないことから、棟部に取付ける安全金具を開発しました。
金属屋根の棟部分は、止水処理のため下地材の棟板(貫板)の幅が狭く倒れやすい構造になっており、単に金具を棟部に取り付けただけでは引張強さを得られないだけでなく、小さな力(約200kgf)で棟部材を簡単に破損させてしまうという問題があります。セーフティガシットは金具の設置高さを極力低くすると共に、固定ビスの長さと太さ、本数を増やすより、引張強さ9,000N(900kgf)以上を得ることができました。
適用範囲
- 屋根の下地材:木材もしくは軽量鉄骨材(コンクリートには使用できません。)
- 棟(棟下地材)の高さ:45mm以下(下地材の高さが高い場合は強さ確認を行い使用願います。)
1.引抜き耐力に優れ安全です。
・軒先方向(アイストラップの凸方向):9,000N(900kgf)以上
・軒先方向の±45度方向:9,000N(900kgf)以上
【野地板:構造用合板12mm、棟板(貫板)下部材:25×48mm、上部材:18×89mm単板の引張強さ試験例で保証値ではありません。】
2.耐漏水性に優れ雨漏りの心配がありません。
金具本体は固定ビス部の止水のためカバーを設けていると共に、裏面にはEPDMシーラーを設け、固定ビスはブチルゴム付ビスを用いています。
固定ビス部や隙間から万一漏水したとしても、室内に通じるネジ部分をブチルゴムにて被覆し水が浸入しない様にしていますので、室内への雨漏りの心配はありません。
3.耐久性に優れ長持ちします。
耐食性の高いアルミニウムとステンレス部材で構成し、構造が単純で欠損部が少ないため強度耐久性に優れています。カバーはガルバニウム鋼板同等品を使用しており高耐久性を期待できます。
4.取付け施工が簡単で施工ミスを防げます。
EPDMシーラー付金具本体を8本の固定ビスで棟板や野地板に固定し、カバーの取付けにより固定と止水処理ができ簡単に取付けできます。固定ビスはドリルビスを用いており下穴無しで固定できます。
5.シンプルな構造デザインにより低コストを実現。
数多くの性能評価とシンプルデザインの追求により、引抜き耐力と耐漏水性を確保しつつ低コストを実現しました。
・軒先方向(アイストラップの凸方向):9,000N(900kgf)以上
・軒先方向の±45度方向:9,000N(900kgf)以上
【野地板:構造用合板12mm、棟板(貫板)下部材:25×48mm、上部材:18×89mm単板の引張強さ試験例で保証値ではありません。】
2.耐漏水性に優れ雨漏りの心配がありません。
金具本体は固定ビス部の止水のためカバーを設けていると共に、裏面にはEPDMシーラーを設け、固定ビスはブチルゴム付ビスを用いています。
固定ビス部や隙間から万一漏水したとしても、室内に通じるネジ部分をブチルゴムにて被覆し水が浸入しない様にしていますので、室内への雨漏りの心配はありません。
3.耐久性に優れ長持ちします。
耐食性の高いアルミニウムとステンレス部材で構成し、構造が単純で欠損部が少ないため強度耐久性に優れています。カバーはガルバニウム鋼板同等品を使用しており高耐久性を期待できます。
4.取付け施工が簡単で施工ミスを防げます。
EPDMシーラー付金具本体を8本の固定ビスで棟板や野地板に固定し、カバーの取付けにより固定と止水処理ができ簡単に取付けできます。固定ビスはドリルビスを用いており下穴無しで固定できます。
5.シンプルな構造デザインにより低コストを実現。
数多くの性能評価とシンプルデザインの追求により、引抜き耐力と耐漏水性を確保しつつ低コストを実現しました。
金属屋根棟固定安全金具使用状況
金属屋根棟固定安全金具セット内容
部材名 | 個数 | 材質 |
---|---|---|
①金具本体(15×180×124) (アイストラップ10・ボルトナット付:ブラック) (止水材:5×178×122mm付) |
1 | アルミニウムA6063-T5(アルマイト処理ブラック) SUS304 EPDMシーラー |
②φ5×L100ブチルゴム付ドリルビス | 8 | SUS410(SG処理品) |
③カバー(ブラック) (t0.35×14×186×126mm) |
1 | ガルバニウム鋼板同等品 |
④予備ナット・平ワッシャー(ブラック) | 各2 | SUS304 |
製品仕様
安全金具本体図(カバー無・有) | |
---|---|
梱包内容 |
1)金具本体(15×180×124mm):1個 [裏面EPDMシーラー(5×178×122mm:8-φ10mm穴)付] [カバー固定ボルト(M6L14ボルト、M6SW、M6平W、M6ナット)付] [アイストラップIS10(M6L20ボルト、M6ナット、M6SW)付] 2)カバー(14×186×126mm:2-φ7mm穴、側面一部切込み:1個 3)φ5×L100mmブチルゴム付ドリルビス(木下地・鉄骨下地用:8本 4)予備ナット・平ワッシャー:各2個 |
重量 | 約750g |
金具色・カバー色 | ブラック・ブラック |
材質・仕様 |
・金具本体:アルミニウムA6063-T5〔アルマイト処理(ブラック)〕 ・アイストラップ10:SUS304(ブラック) ・ボルト・ナット・スプリングワッシャー・平ワッシャー:SUS304(ブラック) ・止水材:EPDMシーラー ・ ブチルゴム ・カバー:ガルバニューム鋼板同等品(t=0.35mm) ・固定ビス:SUS410(SG処理品) |
設置断面図 |
施工手順
1.金具位置の決定・マーキング
・金属屋根棟上に安全金具を仮置きし、設置位置を鉛筆等でマーキングして下さい。
※注)設置位置が誤っていないか、アイストラップが水下方向(軒先側)か、固定ビスが屋根水切り等を破損しないか等を確認して下さい。
・金属屋根棟上に安全金具を仮置きし、設置位置を鉛筆等でマーキングして下さい。
※注)設置位置が誤っていないか、アイストラップが水下方向(軒先側)か、固定ビスが屋根水切り等を破損しないか等を確認して下さい。
2.固定ビスの取付け
・金具本体をφ5×L100mmのブチルゴム付ドリルビス8本で固定して下さい(+2ビット)。
※注)片締めにならない様に数回に分けてビス固定して下さい。また強く締めすぎて下地材等を破損しない様トルク管理して下さい。
※注)棟側のビス4本は棟頂部野地板に隙間が有る場合があり、軒先方向の内側に斜めにしてビス固定して下さい(設置断面図参照)。
※注)ビスの本数とビスが緩んでいないか確認して下さい。
・金具本体をφ5×L100mmのブチルゴム付ドリルビス8本で固定して下さい(+2ビット)。
※注)片締めにならない様に数回に分けてビス固定して下さい。また強く締めすぎて下地材等を破損しない様トルク管理して下さい。
※注)棟側のビス4本は棟頂部野地板に隙間が有る場合があり、軒先方向の内側に斜めにしてビス固定して下さい(設置断面図参照)。
※注)ビスの本数とビスが緩んでいないか確認して下さい。
3.カバーの取付け(設置完了)
・固定ビス取付後、ナットと平ワッシャーを取外し、カバーを取付けて下さい。平ワッシャーとナットを元に戻し締付け取付け完了です。
※注)平ワッシャーとナットの取付けとナットが緩んでいないか確認して下さい。スプリングワッシャーが内蔵されていますのでナットが緩む心配は不要です。
・固定ビス取付後、ナットと平ワッシャーを取外し、カバーを取付けて下さい。平ワッシャーとナットを元に戻し締付け取付け完了です。
※注)平ワッシャーとナットの取付けとナットが緩んでいないか確認して下さい。スプリングワッシャーが内蔵されていますのでナットが緩む心配は不要です。
使用工具・機具:メジャー/マーキング材/+2ビット/M6ソケット(10)/電動ドリル/掃除機等
製品性能
奈良県産業振興総合センター 安全金具引張強さ試験
試験条件:引張角度90度と45度の2種類の引張試験を行う。
(90度)引張り強さ試験
(45度)引張り強さ試験
試験体:構造用合板 厚さ12mm
棟板(貫板)24×48mm・18mm×89mm
90度 軒先方向(最大荷重 KN) | ±45度 軒先方向(最大荷重 KN) | |
---|---|---|
1 | 9.81 | 9.76 |
2 | 9.40 | 10.72 |
3 | 10.35 | 11.64 |
平均値 | 9.85 | 10.72 |
その他
注意・確認事項
- 性能確保のため取付け手順を正しく守り施工願います。
- 棟下地材や野地板が損傷している場合や強度不足の場合は使用しないで下さい。
- 金具本体の切断や分解は漏水や強度低下の原因になりますので行わないで下さい。
- 安全金具取付けに関しては、付属の専用ビスを使用し取付説明書記載の本数で取付けて下さい。
- 安全金具の引張使用は、アイストラップの付いている方向で使用して下さい。